[宗教②]仏教

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楽説無礙弁(ぎょうせつむげべん)


(" 仏―属性―能力―弁才―四無礙弁―楽説無礙弁(楽説弁才) "から複製)

楽説無礙弁とは

楽説無礙弁の定義・意味

楽説無礙弁(ぎょうせつむげべん)とは、衆生の楽欲(ぎょうよく。「楽」は、ねがう、の意。仏教用語で、願い望むこと、という意味(『学研新漢和大字典』))にしたがって、自在に法を説く弁才(仏教用語で、巧みに仏法を説く才能)をいう。

参照:『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、326頁。

楽説無礙弁の別名・別称・通称など

楽説弁才

楽説無礙弁楽説弁才(ぎょうせつべんざい)ともいう。

楽説無礙弁の位置づけ・体系(上位概念)

四無礙弁

楽説無礙弁四無礙弁(しむげべん)のひとつである。

仏・菩薩の弁才には次の3つの面からみた種類があり、それぞれがさらに法・義・辞・楽説の4種に細分されている。

  1. 四無礙智…智慧
  2. 四無礙解…理解力
  3. 四無礙弁…表現力

このうち、四無礙弁には次の4つの種類がある。

  1. 法無礙弁
  2. 義無礙弁
  3. 辞無礙弁
  4. 楽説無礙弁

用例

法華経

菩薩・摩訶薩、八万人あり、皆、阿耨多羅三藐三菩提において退転せず、皆、陀羅尼を得、楽説弁才ありて

『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、10頁。



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