[宗教②]仏教

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無礙智(むげち)


(" 仏―属性―能力―智慧―特色―無礙智 "から複製)

無礙智とは

無礙智の定義・意味

無礙智(むげち)とは、『法華経(上)』(岩波文庫)によれば、知らんと欲せば、一切法を障礙無く知る智慧をいう。

『法華経(上)』(岩波文庫)、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、326頁。

「無礙」:仏教用語。すべての外物・現象にとらわれず、自由自在に通達してさまたげのないこと(学研『新漢和大字典』)。

無礙智の位置づけ・体系(上位概念)

地持論巻三は、清浄智・一切智・無礙智の三智を説いている。

『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、326頁。

無礙智と関係・関連する概念

間違いやすい概念
四無礙智

無礙智の用例

法華経

如来の無礙智は、彼の仏の滅度と
及び声聞(しょうもん)・菩薩(ぼさつ)とを知りたまえること 今の滅度(めつど)を見るが如し。
諸の比丘よ、当に知るべし 仏智は浄く微妙(みみょう)にして
漏(ろ)なく礙(さ)ゆる所なければ 無量劫を通達(つうだつ)するなり。

引用元:『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、14頁。



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