[宗教②]仏教

仏教関係の知識を整理して仏教ワールドを構築するためのサイトです。仏教用語集。


瓔珞(ようらく)


(" 供養―供物―具体例―有形―瓔珞 "から複製)

瓔珞とは

瓔珞の定義・意味

瓔珞(ようらく)とは、もともとはインドの貴族が珠玉(しゅぎょく。真珠と宝石(玉(ぎょく)))や貴金属に糸を通して作った装身具をいい、頭・首・胸にかけるものをいう。

仏教に取り入れられ、仏具の一種として、菩薩以下の仏像(ただし、如来のうち大日如来像は含む)の首飾り(ネックレス)等として用いられている。

また、仏像や仏壇の天蓋の荘厳具(飾り)としても用いられることがある。

なお、「瓔(よう)」は、玉をつらねてつくった首飾りの意、「珞(らく)」は、つないだ玉の意。

参考元:学研『新漢和大字典』(藤堂明保・加納善光編)

瓔珞の位置づけ・体系

仏具

十種供養における供物のひとつ

瓔珞は、十種供養における供物のひとつともされている。

瓔珞の用例・用法

法華経

…、種々に華・香・瓔珞・抹香(まっこう)・塗香(ずこう)・焼香・繒蓋(ぞうがい)・幢幡(どうばん)・衣服(えぶく)・伎楽を供養し、乃至、合掌恭敬せば、…

引用元:『法華経(中)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、142頁。



現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 1 ページ]

  1. 瓔珞(ようらく)

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー