仏―属性―能力―弁才―四無礙智
四無礙智とは
四無礙智の定義・意味
四無礙智(しむげち)とは、仏・菩薩のもつ、「礙」=さまたげのない自由自在な智慧による、次の4種類の弁才(仏教用語で、巧みに仏法を説く才能)をいう。
無礙智の位置づけ・体系
仏・菩薩の弁才には、次の3つの面からみた種類がある。
そして、それぞれがさらに法・義・辞・楽説の4種に細分されている。
- 四無礙智…智慧
- 四無礙解…理解力
- 四無礙弁…表現力
四無礙智の用例
法華経
汝等よ、富楼那(ふるな。説法第一の十大弟子の1人)は、…。
…
また、諸仏の説く所の空法において、明了に通達し、四無礙智を得て、常に能く審諦(あきらか)に清浄に法を説きて、疑惑あることなく、…
『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男 岩本 裕 訳注、1991年、94頁。
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