如来十号(にょうらいじゅうごう)・如来の十号(にょうらいのじゅうごう)
(" 仏―称号―十号(如来十号・如来の十号) "から複製)
十号とは
十号の定義・意味
十号とは、仏の、次の10の称号をいう。
- 如来(にょらい)
- 応供(おうぐ)
- 正遍知(しょうへんち)
- 明行足(みょうぎょうそく)
- 善逝(ぜんぜい)
- 世間解(せけんげ)
- 無上師(むじょうじ・むじょうし)
- 調御丈夫(じょうごじょうぶ)
- 天人師(てんにんし)
- 仏世尊(ぶつせそん)
なお、仏世尊を「仏(ぶつ)」と「世尊(せそん)」とに分け、如来は含めない説などもある。
『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男 岩本 裕 訳注、1991年、331頁など
用例
法華経
日月燈明※(にちがつとうみょう)如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上師・調御丈夫・天人師・仏・世尊と号(なづ)く。
…日月燈明と名づけ、十号を具足したまえり。
『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男 岩本 裕 訳注、1991年、40・42頁。
※日月燈明仏:法華経「序品第一」で登場する過去の仏。なお、日月燈明仏は、同名の仏が2万も続いたとされる。その最後(2万番目)の日月燈明仏がまだ出家していないときの王子8人の息子のうち最後の王子が、過去二十五仏(釈迦の前に24の仏が存在し、釈迦を入れて25の仏となる)における最古の仏である燃灯(ねんとう)仏であるという。
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