[宗教②]仏教

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法輪


法輪とは

法輪の定義・意味

法輪(ほうりん)とは、サンスクリット語のダルマ・チャクラの漢訳で、仏の教え(仏法)をいう。

狭義では、特にブッダが説いた四諦・八正道を指す。

法輪の語源・原義・語誌

ダルマとは法(仏(ブッダ)の説いた教え)、そして、チャクラとは車輪またはインド古代の円盤の形をした武器を意味する。

したがって、法-輪は、仏の教えがすべての衆生(しゅじょう)にゆきわたる(場所)とともに未来に向かって永遠に弘められていく(時間)ことを車輪の自由な動きにたとえ、または、衆生の悪=煩悩を打破することを円盤の形をした武器のはたらきにたとえて呼んだものである。

法輪の経緯・沿革・由来・歴史など

法輪は、仏像がつくられる以前の時代では、ブッダを象徴的に表現したものとして礼拝の対象として拝まれ、現在では、仏教徒共通のシンボルとして国際的に用いられている。

参考元:財団法人仏教伝道協会『仏教聖典』

法輪と関係・関連する概念

転法輪

法輪の用例

法華経

菩薩・摩訶薩、八万人あり、皆、阿耨多羅三藐三菩提において退転せず、皆、陀羅尼を得、楽説弁才ありて
不退転の法輪を転じ、…

『法華経(上)』 岩波書店〈岩波文庫〉、坂本 幸男  岩本 裕 訳注、1991年、10-12頁。



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