供養―供物
供物とは
供物の定義・意味・意義
供物(くもつ)とは、仏教上の仏・菩薩・天などや神(=神仏)、死者・祖先の霊に供える物をいう。
いわゆるお供え物である。
供物の範囲
無形の供物
供物には、無形の供物も含める。
供物の分類・種類(具体例)
一般
供物は、一般的には有形の供物と無形の供物に大別できる。
有形の供物
有形の供物には次のようなものがある。
- 香(お線香など)
- 華(花)
- 燈明(ロウソクなど)
- 飲食(おんじき)
- 水
- お茶
- お菓子
- 果物
- 初物など
無形の供物
無形の供物としては次のようなものがある。
仏教
仏教では、供養の種類ごとに、それぞれ次のような供物がある。
正確には、供える供物により供養が分類されるという関係にある。
三種供養
四事供養(しじくよう)
- 衣服
- 飲食
- 臥具(がぐ)
- 湯薬(とうやく)
二種供養
十種供養
- 華
- 香
- 瓔珞(ようらく)
- 抹香(まっこう)
- 塗香(ずこう)
- 焼香
- 繒蓋(ぞうがい。きぬがさ)
- 幢幡(どうばん。はた・のぼり)
- 衣服(えぶく)
- 伎楽(ぎがく)
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