羅刹(らせつ)
(" 眷属―八部鬼衆―羅刹(羅刹天・ラークシャサ) "から複製)
羅刹とは
羅刹の定義・意味
羅刹(らせつ)とは、ヒンドゥー教の神ラークシャサが仏教に取り入れられて守護神となったものである。
羅刹の別名・別称・通称など
羅刹天
羅刹と関係・関連する概念
羅刹女
羅刹の性格・性質(特色・特徴)
食人鬼
羅刹はもとは食人鬼の一種である。
羅刹の位置づけ・体系(上位概念)
十二天の一
羅刹は、西南を守護する守護神として、天部の十二天の一とされている。
十二天は以下のとおり。
- 帝釈天
- 火天
- 閻魔天
- 羅刹天
- 水天
- 風天
- 多聞天(毘沙門天)
- 伊舎那天(大自在天)
- 梵天
- 地天
- 日天
- 月天
八部鬼衆の一
羅刹は、夜叉(ヤクシャ)とともに四天王の一である多聞天(毘沙門天)の眷属として、四天王の配下の八部鬼衆(はちぶきしゅう)の一である。
八部鬼衆は以下のとおり。
- 持国天の眷属
- 乾闥婆(けんだつば)(ガンダルヴァ)
- 毘舎闍(ぴしやじや)(ピシャーチャ)
- 増長天の眷属
- 鳩槃荼(くはんだ)(クンバーンダ)
- 薛茘多(へいれいた)(プレータ)(=餓鬼)
- 広目天の眷属
- 那伽(なーが)(ナーガ)(=竜・竜神・龍神・竜王・龍王)
- 富単那(ふたんな)(プータナー)
- 多聞天(毘沙門天)の眷属
羅刹が登場する仏教経典
法華経
羅刹(ラークシャサ)は「序品第一」で聴衆として登場している。
また、羅刹女(ラークシャシー)については、「陀羅尼品第二十六」で「十羅刹女」(10の羅刹女)の名前が列記され、守護神として登場している。
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