[宗教②]仏教

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羅刹天(らせつてん)


(" 眷属―八部鬼衆―羅刹(羅刹天・ラークシャサ) "から複製)

羅刹とは

羅刹の定義・意味

羅刹(らせつ)とは、ヒンドゥー教の神ラークシャサが仏教に取り入れられて守護神となったものである。

羅刹の別名・別称・通称など

羅刹天

羅刹と関係・関連する概念

羅刹

羅刹の女を羅刹(らせつにょ)(ラークシャシー)という。

羅刹の性格・性質(特色・特徴)

食人鬼

羅刹はもとは食人鬼の一種である。

羅刹の位置づけ・体系(上位概念)

十二天の一

羅刹は、西南を守護する守護神として、天部の十二天の一とされている。

十二天は以下のとおり。

  1. 帝釈天
  2. 火天
  3. 閻魔天
  4. 羅刹天
  5. 水天
  6. 風天
  7. 多聞天(毘沙門天)
  8. 伊舎那天(大自在天)
  9. 梵天
  10. 地天
  11. 日天
  12. 月天

八部鬼衆の一

羅刹は、夜叉(ヤクシャ)とともに四天王の一である多聞天(毘沙門天)の眷属として、四天王の配下の八部鬼衆(はちぶきしゅう)の一である。

八部鬼衆は以下のとおり。

  1. 持国天の眷属
    1. 乾闥婆(けんだつば)(ガンダルヴァ)
    2. 毘舎闍(ぴしやじや)(ピシャーチャ)
  2. 増長天の眷属
    1. 鳩槃荼(くはんだ)(クンバーンダ)
    2. 薛茘多(へいれいた)(プレータ)(=餓鬼)
  3. 広目天の眷属
    1. 那伽(なーが)(ナーガ)(=竜・竜神・龍神・竜王・龍王)
    2. 富単那(ふたんな)(プータナー)
  4. 多聞天(毘沙門天)の眷属
    1. 夜叉(やしゃ)(ヤクシャ)
    2. 羅刹(らせつ)(ラークシャサ

羅刹が登場する仏教経典

法華経

羅刹ラークシャサ)は「序品第一」で聴衆として登場している。

また、羅刹女(ラークシャシー)については、「陀羅尼品第二十六」で「十羅刹女」(10の羅刹女)の名前が列記され、守護神として登場している。



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