[宗教②]仏教

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身随観(しんずいかん)


(" 修行―種類―小乗仏教―三十七道品―①四念処(四念住)―身念処(身随観) "から複製)

身念処とは

身念処の定義・意味

身念処(しんねんじょ)とは、呼吸・歩行等・身体などをあるがままに観察する観想(止観(=仏教の瞑想)のうちの「観」の瞑想)をいう。

身念処の別名・別称・通称など

身随観

身念処は、身随観(しんずいかん)ともいう。

身念処の位置づけ・体系(上位概念)

四念処

身念処四念処(しねんじょ)のひとつである。

なお、四念処は浄・楽・常・我の四顛倒(してんどう。4つの誤った考え)を正すための修行方法のことで、次の4つの観想をいう。

  1. 身念処
  2. 受念処
  3. 心念処
  4. 法念処

身念処の目的・意義・役割・機能・作用等

不浄

身念処は、呼吸・歩行等・身体をあるがままに観察する。

さらに高度なレベルになると、身体が元素からなることが観察できる。

そして、最終的には、身体が朽ち果てるものであり、四顛倒のうち「浄」を正して、身体を「不浄」と正しく観ることを目的とする。

「自身の身体が、元素から成り、父母から生まれ、食物の集積に過ぎず、恒常的でない衰退・消耗・分解・崩壊するものであり、意識もその身体に依存している」と悟れる(『沙門果経』)。

六神通 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/六神通



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